シンプルで厳かな雰囲気

教会式スタイルは、シンプルながら厳かな雰囲気の中で行われます。装飾にも派手さはなく、チャペルの中のステンドグラスが神聖な雰囲気を醸し出します。新婦のウェディングドレスはクラシカルでエレガントなデザインが選ばれることが多く、新郎はタキシードが一般的です。教会式は宗教色が強く、キリスト像の下、特別な雰囲気の中で誓いを交わすことができます。 また、教会式スタイルはミサ形式で行われます。入場の際には聖歌隊による讃美歌の歌唱が行われ、聖書の朗読や祈りの時間などの儀式が取り入れられることが一般的です。これらの要素が結婚式に厳かさと感動を与えると同時に、親族やゲストたちとともに特別な瞬間を分かち合うひとときを作り上げます。

宗派によって式進行と条件に違いがある

教会式にはプロテスタントとカトリックという2種類の宗派があり、それぞれ進行と式を挙げる条件に違いのあることが特徴です。プロテスタントでは牧師が司式し、聖書朗読・祈り・誓いの言葉の交換・指輪の交換・祝福の言葉の順番で進みます。また、プロテスタントでは新郎新婦の信仰に関係なく式を挙げることができます。

一方、カトリックでは神父が司式し、聖書朗読・神父による説教・感謝の典礼・誓いの言葉と指輪の交換・祝福の言葉の順番で式が行われます。なお、カトリックは新郎新婦のどちらかが信者であることが条件で、式前には教会において神父による結婚講座を受講しなければなりません。また、新郎新婦とも初婚であることも条件になっています。