神殿式スタイルの服装

神殿式スタイルとは、神道の神々の前で挙式をすることです。キリスト教式の場合は新郎新婦の服装がタキシードとウェディングドレスという洋装になりますが、神殿式スタイルの場合は紋付袴と白無垢というように和装で執り行うのが一般的です。参加者の場合は、洋装でも和装でも構いません。しかしながら、主役が新郎新婦であることを理解しておくべきで、派手な色合いやデザインの服装は避けた方が良いでしょう。特に女性は、白無垢と色が重なる白いドレスを着るのはマナー違反だとされます。また、肌の露出も控えておく方が良いです。神殿式スタイルだと靴を脱いで神殿に上がる場面もあるので、素足や汚れたストッキングを周囲の人の目にさらさないようにしましょう。

神殿式スタイルの進め方

神殿式スタイルは、神道に基づく挙式ではありますが現在ではキリスト教式に近い内容となります。まず会場となる神殿に雅楽が響く中、新郎新婦と親戚が斎主と巫女に先導されて入場します。続いて斎主が神様に新郎新婦が結婚をすることを報告し、祝詞を奏上するので新郎新婦と親戚は起立して頭を下げ拝聴しましょう。祝詞がおわると、巫女が神様に捧げる舞を踊り、三々九度の儀式をします。神殿式スタイルではありますが、次にやるのは指輪交換と誓いの言葉の宣誓です。宣誓が終われば、新郎新婦・媒酌人、親族という順番で玉串をお供えします。結婚により新郎新婦の家同士も親族になったということで、目上の人から順番にお神酒を回し、斎主から新郎新婦へのお祝いの言葉が述べられたらお終いです。